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nagaya paper labでは、カンケ・ブルノによる写真展「YUBIN / 東京郵便配達の記録」を開催します。
カンケさんが長年取り組んでいる「YUBIN」は、東京23区を歩きながら、郵便配達員の視点を手がかりに都市を見つめるプロジェクトです。
街の中に点在する郵便受け、建物の入口、公道と私有地の境界。普段はほとんど意識することのないそれらを通して眺めると、東京という都市の姿が少し違って見えてきます。
そして「YUBIN」は、写真を撮るだけではなく、ポストカードブックやファインアートプリント、メールアートなど、「郵便」という仕組みそのものを作品の一部として展開してきました。
nagaya paper labでは、これまでもカンケさんの出版物『YUBIN selection』を取り扱ってきました。本や印刷物を扱い、それらが人から人へ渡っていくことを大切にしているnagaya paper lab paper labにとって、この作品を展示することには、とても自然なつながりがあります。
さらに今回の展示では、nagaya paper labのある墨田区で撮影された写真を中心に紹介します。
カンケさんが見つめた墨田区の風景を、実際にその街の中にあるnagaya paper labで見る。
写真を通して、いつも歩いている街を少し違った視点から見直す機会になればと思います。




YUBIN / 東京郵便配達の記録
東京では、郵便配達員たちが、絶えず変化し続ける都市と社会の織りなす風景を、第一線で目撃している。彼らの独自の視点を借りて街を眺めると、あらゆる種類の郵便受け——建物の年代や様式に合うものもあれば、そうでないものもある——が、公と私の境目に置かれている光景に、ふと出くわす。
都市に対する自分自身の視点を新たにすることを目的として始めた進行中のプロジェクト「YUBIN」は、東京23区の各区を一つずつ取り上げた、ボックスセット形式のポストカードブック・シリーズとして刊行されている。
はがきという形式は、これらの写真を郵便システムを通して移動させるための、詩的かつコンセプチュアルな仕組みとなっている。限定版の各巻には、郵便シーン3枚からなる折りたたみ式のファインアートプリントと、メールアート・プロジェクト「YUBIN 往復」への参加を呼びかけるはがき1枚が含まれている。
本展では、墨田区で撮影した写真を中心に紹介する。
また、現在完売している限定版各巻から写真を選んで収録した出版物『YUBIN selection』を販売するほか、その他の出版物も展示する。
文:カンケ・ブルノ
カンケ・ブルノ|Bruno Quinquet
カンケ・ブルノは2006年に東京で写真を始め、その後、東京ビジュアルアーツアカデミーで写真を学ぶ。
卒業後は日本に拠点を置き、「Bureau d'Etudes Japonaises 研究所(ビューロー・デチュード・ジャポネーズ)」の名義で作品を発表している。
フランス的な美意識を背景に、日本での20年にわたる生活を通して育まれた、東京という都市への静かなまなざしが特徴。
ドキュメンタリー的なストリート写真からフォトフィクションまで、アーティストブック、メールアート、ビジネス手帳など、さまざまな形で作品を発表している。



カンケ・ブルノ 写真展「YUBIN / 東京郵便配達の記録」
会期|2026年9月19日(土)– 10月12日(月・祝)
会場|nagaya paper lab
〒131-0046 東京都墨田区京島3-13-6
営業時間|水–金 10:00–13:30/土・日・祝 13:00–19:00
定休日|月・火曜日
※9月22日(火)・23日(水・祝)は休業
OPENING TALK
9月19日(土)16:00–17:30
カンケ・ブルノを迎え、作品「YUBIN」についてお話を伺います。
参加費|無料
※1ドリンクのオーダーをお願いいたします。
SPECIAL EVENT
カンケ・ブルノと巡る「配達員の目線で街を見る — YUBIN FIELD WALK」
10月3日(土)14:00–15:00
カンケ・ブルノとともにnagaya周辺を歩きながら、郵便配達員の目線を手がかりに街を観察します。
「YUBIN」の作品にもつながる郵便受けや建物、公と私の境界、普段なら見過ごしてしまう街の細部に目を向けながら、京島周辺を巡る約1時間のフィールドワークです。
参加費|¥1,500
※1ドリンクのオーダーをお願いいたします。
お申込み|
リンク先より参加費をお支払いいただくか、nagaya paper lab店頭にてお申込みください。